私たちは生まれた時から当たり前のように呼吸をしている。多くの人が酸素はあって当然と考えているかもしれない。だが、生命が生まれ育つのに十分な量の酸素があるのは、数多い惑星の中でも地球だけだと考えられている。人間や動物が絶えず酸素を吸い、二酸化炭素を吐きながら暮らしているのに酸素がなくならないのはなぜか?大量の酸素はどこからやって来るのか?雪氷学、気候学などの専門家の解説を交えながら、その謎に迫る。
この美しい地球は、まさに嵐のような混沌から生まれた奇跡の星だ。いかにして宇宙に渦巻いていた塵やガスが惑星となり、現在の地球を形作ったのか。私たちの生命に欠くことのできない水はどこからもたらされたのか。各地で発見された隕石や、恐竜の絶滅を招いたとされる小惑星の衝突痕、地球の衛星・月にその答えはありそうだ。宇宙飛行士たちの証言や各方面の専門家の解説、そして驚異の映像で地球の成り立ちを明らかにする。
地球に光を与え、さまざまな生き物に活力や恵みをもたらしてくれる太陽。しかし、全てを優しく包み込むようなその姿は、太陽が見せるほんの一面に過ぎない。実際の太陽は、生物の細胞を破壊する強烈な紫外線や、惑星を死の大地へと変える粒子や高温の熱を放射している。では、なぜ地球には生命が存在できているのだろうか?今回のエピソードでは、そうした太陽の凶暴さから生命を守ってくれる地球独自のメカニズムを紹介する。
生命誕生の謎に迫る。地球はさまざまな生き物が共生する生命豊かな星だ。この星に存在するあらゆる生命は、元をたどれば1つの共通の祖先に行き着くと考えられている。その最初の生命はどのようにして生まれたのだろうか?生命が誕生するためにはいくつかの条件が必要だと言われる。原始の地球では、それらの条件はどのようにして満たされたのだろうか?そこにはどのような偶然が作用していたのだろうか?
この美しい地球は生命にとって過酷な場所でもある。度重なる天災や大量絶滅により、これまでに誕生したほとんどの種は絶滅した。その一方で、生き延びた種は偶然の積み重ねで命をつなぎ進化している。その違いは何なのか。古生物やサンゴ、サケやカゲロウの生態を通じ、生き物の生と性のつながりを探り、人間にとって死は何を意味するのかを考える。元宇宙飛行士の証言や専門家の解説、驚異の映像で地球の真実が今、明らかに。
クリス・ハドフィールド元宇宙飛行士は、人類が地球を去り、他の惑星に移住しなければならない時が来ると考えている。小惑星の衝突によって地球に残された大きな傷跡を見た時、彼はそう悟ったという。だが、他の惑星への移住は容易ではない。宇宙空間での放射線、微小重力への対応、そしてうまく移住できたとしても、新しい環境に適応できるだろうか?人類が地球を去る決断をしたとき、どんなことが起きるのかを検証していく。
生物は40億年近い歳月をかけて地球を形作る手助けをしてきた。最初は岩の塊にすぎなかった地球を楽園に変えてきたのだ。一方で生物には破壊する力もある。そのため時には地球に望ましくない変化をもたらすこともあった。バクテリアから植物、動物そして人間に至るまで、あらゆるレベルの生き物はどのようにして地球を変えてきたのか。そして将来どのような可能性があるのか。元宇宙飛行士たちの証言をもとに、地球の真実に迫る。
地球外生命体はいるのか?いるとしたらSFに出てくるような人間に似た生物なのだろうか?およそ40億年前、初めて地球に誕生した生物は単細胞のバクテリアだった。その後、20億年の時を経て、奇跡的とも言える出来事をきっかけに多様な生物が生まれ、それぞれ環境に適した形状へと進化を遂げてきたのだ。その過程をひも解きながら、宇宙でも同じことが起こり得るのか、複雑な生命体は存在し得るのか、その可能性を探っていく。
地球に存在する生物の中で、人類だけが宇宙へと行くことが出来るほどの知恵を持っているのは何故なのだろうか。20億年は、地球に存在した命は脳を持たなかった。現在でも90%の生物が脳が無くても生き残れるという。しかし人類の脳は異例的に特殊であり、奇跡的である。何故地球上で人類だけが、突出した知恵を得たのか?地球で起きたどの様な連鎖反応が人類を賢くしたのかについて探っていく。
3つのミッションを完了し、無重力状態での665日間を終えたペギー・ウィットソン宇宙飛行士が地球へと帰還した。彼女が久しぶりに地球の土を踏む瞬間、酸素を肺いっぱい吸い込む瞬間、青い空を見上げ、暖かい日差しを浴びる瞬間、そして重力を感じる瞬間と共に、地球に勝る“家”は本当に存在しないのか?という疑問を検証する。