アフリカで、数十頭の象を250マイル(400キロ)離れた特別保護区まで移動させるという大難題に、動物移送の専門家チームが挑戦。チームはヘリコプターを使って低木の茂みに隠れる群れを探し、吹き矢で麻酔を行ない、クレーンを使ってトラックに乗せる。それから、陸路新しい居住地へと移動させるのだ。危険と困難に満ちたミッションで、チームは個体識別、分類、捕獲、そして新しい場所への安全な移動のために奔走する。
動物移動の専門家チームが、5頭の巨大なクロサイを1,000マイル(1,600キロ)移送することにチャレンジする。アフリカ大陸を横断し、陸路、空路を経由してザンビアの保護区に移し、絶滅の危機から救うのだ。ザンビアにはかつて12,000頭のクロサイがいたが、大量の密猟によって壊滅し、この素晴らしい動物は絶滅の危機に瀕していた。今回のミッションは危険と困難に満ちているが、チームは特別な貨物輸送機を使ってサイの群れを安全に保護区に移動させる。
ライル・スクワイヤ・ジュニアはオーストラリア・クイーンズランドでケアンズ・マリーン社を経営している。家族経営の企業で、持続可能な運営方法を各地の公共水族館に提供するのが仕事だ。彼らはまた、動物の移送の世界的な第一人者でもある。世界第2の規模を誇る水族館であるUAEのドバイ水族館は、ライルの元からツマジロ2匹を引き取ることにした――ただし、ドバイまで空路および陸路で移送できればの話。サメをクイーンズランドから7,000マイル(11,200km)以上も離れたドバイまで移送するのは大変な仕事で、過去にも例がない。
世界最高級の競走馬20頭が、来シーズンに向けロンドンから香港に移送される。陸路および空路での移送を試みるチームの奮闘を追う。12時間の移動中、ボーイング747機が時速540マイル(870キロ)で空を飛ぶ箱舟になって馬を守るが、道中は楽ではない。