「十の災い」の真実

原題:Secrets of the 10 Plagues

※実際に放送される順番とは異なる場合がございます。また、全てのエピソードが放送されない場合がございます。
放送日時に関しましては、番組表及び、番組ページ放送予定欄をご確認ください。

#1 「 最初の呪い(The First Curses) 」

今回のエピソードでは、災いがもたらされた場所として聖書に記述されている古代都市、ピラメセスのあったナイルデルタで遺跡発掘調査を行う。その結果、聖書に書かれている災いが、実際に起こった可能性を示す新たな証拠が発見された。1~6番目の災いを映像で時系列に再現。同時に、低水期のナイル川に大量発生した毒性を持つ紅藻が、生態系破壊の原因であるという説について、科学的分析を試みた。
まず、紅藻が水中酸素濃度を低下させたことにより、魚類が死滅。環境の大きな変化が引き金となって、大量のおたまじゃくし、つまり蛙が大発生することとなる。やがて蛙は大量死を迎え、天敵が消えた“ぶよ”や“あぶ”の大群が発生。これが家畜と人間に疫病や伝染病を引き起こしたと考えられ、まさに「出エジプト記」に書かれたとおりのことが起きていた。
繁栄を極めていたピラメセスが災禍に見舞われたのち突然放棄された史実とともに、古代都市を壊滅に追いやった災いの謎を解き明かす。

#2 「 最後の苦痛(The Final Torments) 」

歴史上に数多く残る不可解な自然現象。その様子は口伝や物語の形を取り、今なお残っている。
3000年以上前、サントリーニ島は火山の噴火により、島の大半が吹き飛んだ。地中海の国々を混乱に陥れたこの大爆発が、聖書に書かれた7~9番目の災いを引き起こしたという説もある。雹(ひょう)による被害といなごの大量発生は、噴火による大気異常が原因と考えられる。また、エジプト全土を包んだという暗闇も、現在は噴火後に起きる現象であることが分かっている。旧約聖書を記したイスラエル人の学者たちは、サントリーニ島で起きた災害を、単に後世への記録として残しただけかもしれない。しかし、災害の起きた時期の年代が合わない。聖書には、最後の災いのあと、モーセがイスラエルの民を率いてエジプトを脱出させたとある。考古学者たちは現在のエジプトで、セム人が突然大量脱出していた証拠を発見した。セム人とは、ファラオにより放逐されるまで百数十年余りエジプトを支配した異民族ヒクソスのことである。このヒクソスこそが、イスラエルの民なのだろうか?学者たちはこれを否定する。
シリーズ後編では、こうした議論の解決のカギとなる新発見や、「出エジプト記」に対する我々の理解を揺るがす新事実を明らかにする。