アメリカ刑務所潜入! 獄中内部事情

原題:Hard Time: Locked Up

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「 刑務所の入り口 」

ジョージア州の制度では、受刑者は刑務所に順応するために訓練を受けなければならないが、それは新人の刑務官も同じだった。受刑者と刑務官候補生が、軍隊的とも言える命令と規律を乗り切るコツを体得していく姿を追った。刑務所の体制は囚人たちが独自に作った決まり事と相いれず、新入りはそれぞれに決断を迫られる。刑務所の規則を遵守するか、服役囚の掟に従うべきか。一方のルールを守れば、他方のルールは破らざるを得ない。

「 受刑者のビジネス 」

刑務所では裏で活発にビジネスが行われている。電子機器の修理であろうが、麻薬の売人であろうが、自分に合った職があるものだ。刑務所内で異なる分野を専門に商売をしている3人の受刑者を追った。受刑者を束ねて違法な仕事を采配するボス、教会を密談に利用する強盗、カミソリの刃で自作した半田ごてで携帯電話を修理する者。それぞれが自分に適したニッチ市場を見つけ出し、警備の目をかいくぐって必死で維持しようとする。

「 刑務所が人を変える時 」

人が刑務所によってどう変わるのかを3人の受刑者を通して描く。一番若いロックフェラーは、目前に迫る仮釈放を待ちながら、少しでも自分を強く見せようと、隠れて入れ墨を入れる。イラクからの帰還兵で彫師のヤンキーは、友人を殺害し終身刑になった。いつの日か仮釈放され家庭を持つために、再審請求の資料を集めている。一方、女子刑務所のTは、塀の中では男として生き、周りにも一目置かれているが、外に出るのが怖いと言う。

「 更生への道 」

厳重な警備を要する終身刑の服役囚であれ、初めて犯罪者になった者であれ、破滅を招く行為を繰り返す危険はある。収監されたそもそもの原因が、そうした行為だったからだ。ジョージア州の刑務所で、暴力や麻薬中毒の悪循環を断ち切る見込みのない、自分勝手な受刑者たちを追った。1人の改心した受刑者の陰には、自分を変えようとせず、結局は何度でも独房に戻ってしまう者が数十人はいる。懲罰を与えるだけでは効果はないのだ。

「 出所 」

オハイオ州のロス矯正施設には、州内で最も危険とされる受刑者たちが厳しいルールの下で暮らしている。10代でアルコールや薬物に溺れ、暴力事件を繰り返し、老境を迎えたブラムリーや、女性経験がないまま服役し、刑務所ではゲイとして生きるストーンストリート、児童養護施設で育ち、刑務所で成人になった身寄りのないロジェ・通称「リス」など、塀の中の世界に順応せざるを得なかった受刑者たちの、出所に対する思いを描く。