ナショナル ジオグラフィック

世界の巨大工場 6

原題: Megafactories 6
世界の巨大工場 6の写真

番組内容

大人気の「世界の巨大工場」シリーズに、新しいエピソードが追加!
スーパーカー「ケーニグセグ」と「ロータス エヴォーラ」のエピソードや、ギネスビールからサッカーゲームまで、様々なジャンルの巨大工場に潜入。「日産 GT-R」では、日産の国内工場で最大規模を誇る栃木工場を取材!普段目にすることのない巨大工場の裏側が続々登場。

■60分×8話

エピソード

「 ケーニグセグ (原題: Swedish Super Car) 」

ケーニグセグ (原題: Swedish Super Car)の写真

多くの人を魅了するものの、実際に手に入れることができる人は少ない憧れの車、ケーニグセグ。登場と共に一躍、世界最高峰のハイパフォーマンスカーの仲間入りを果たした。スウェーデンの工場で、1台1台が愛情と手間暇をかけて手作業で作られている。その工場は、自動車製造工場というよりも、芸術を生み出すアトリエのように見える。今回は、ケーニグセグの巨大工場に潜入して、世界で最もパワフルなスーパーカーが誕生する舞台裏に迫る。

「 ロータス エヴォーラ (原題: The Lotus Evora) 」

ロータス エヴォーラ (原題: The Lotus Evora)の写真

イギリスで常に最先端を行き、影響力を持つ高性能スポーツカーメーカーの1つ、ロータスを巡る興味深い旅を紹介する。郊外のノーフォークにあるロータスの工場内部を訪れ、いかにしてロータスがスポーツカーのトップに返り咲いたか、ロータスのカリスマ新CEOダニー・バハールが導入したすばらしい新体制を見ていく。実際に、ダニー・バハールに加え、ポルシェやフェラーリなど大手企業から引き抜かれ、すぐさまロータスを好転させた新ヨーロッパマネジメントチームに会う。新しい製造方法により、技術者たちは一層の責任感を持ち、車と接する時間も増えている。オートメーションを必要とせず、ハンドメイドで高性能な車を作ることに傾倒する企業を目の当たりにする。ロータスが手掛けた最新モデルである「ロータス エヴォーラ」は、優雅なデザインでありながら、抜群のスピードでスポーティな走りを実現する車。0-100km/h加速は5秒以下で、モータージャーナリストに「恐るべき狂犬」と言わしめた。

「 ギネスビール (原題: Guinness) 」

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世界最大の黒ビールメーカーの舞台裏を紹介する。48エーカーのセント・ジェームズ・ゲート醸造所は、アイルランドの首都ダブリンのど真ん中にある。ギネスは、世界で最も人気のある黒ビールだ。この巨大ビールメーカーは、世界150ヶ国で年間10億パイント以上の売上を誇る。今回は、春大麦の大規模収穫からロースト、醸造、ボトリング、樽詰め、マーケティング、販売に至るまでのアイリッシュビール製造で最も繁忙期となる2ヶ月間を追う。2011年9月22日に、世界40ヶ国でギネスの創業者であるアーサー・ギネスを称えて祝うためのビールを製造、販売するにあたり、時間との闘いが繰り広げられる。

「 ジェットコースター (原題: Extreme Roller Coaster) 」

ジェットコースター (原題: Extreme Roller Coaster)の写真

まだ作られて5台目というスリル満点のジェットコースターを作る工場に密着する。このコースターは、地上60メートル、時速100キロに到達し、一回転、落下、ひねりに加え、戦闘機パイロットが経験するG(重力)の限界を体感できる、まさにアドレナリンが溢れ出す絶叫マシン。この巨大マシンの製造には、エンジニア、設計士、技術を持つ匠たちが携わっている。世界で最も怖い乗り物を製造する様子を追う。

「 装甲車イヴェコLMV (原題: Armored Troop Carrier) 」

装甲車イヴェコLMV (原題: Armored Troop Carrier)の写真

北イタリアのボルツァーノにあるイヴェコ社の工場では、1970年代に初めて軍用車両が製造された。その後、四輪駆動のシンプルな運送用トラックから装甲車、人員輸送車、さらにイタリア軍の主力戦車であるアリエテまで、さまざまな軍用車両を生産するまでに至っている。現在、力を入れているのは軽装甲車のイヴェコLMV。即製爆発装置や地雷で受けるダメージを軽減するよう開発された。荷台の設置や救急搬送、武器の輸送も可能な作りになっていて、アフガニスタンで使用されている。

「 スイスアーミーナイフ (原題: Swiss Army Knife) 」

スイスアーミーナイフ (原題: Swiss Army Knife)の写真

スイスアーミーナイフは、これまでに発明されたどんな道具よりも精巧で用途が多く、その価値を認められている逸品かもしれない。ボーイスカウトから大統領まで、あらゆる人々が使用している。このナイフが救った人命は数え切れないほどだ。そして驚くほど精密に作られている。スイスにあるビクトリノックス社の工場では、素材の鋼鉄が光り輝く道具に変わるまでのさまざまな工程が見られる。そこではすべての作業が、まるでスイス時計のように規則正しく進んでいるのだ。しかし2001年9月11日のアメリカ同時多発テロによって、思わぬダメージを受けることになった。世界中に知られる製品を生み出したビクトリノックス社は、生き残りを懸けて前進し続ける。

「 Illyコーヒー (原題: Illy) 」

Illyコーヒー (原題: Illy)の写真

イタリアのトリエステにある、イリカフェ社の巨大工場に潜入する。イリカフェ社は3世代にわたって経営が行われている。1日におよそ37500キロのコーヒー豆が世界140ヶ国で提供されている。イタリア北東部の国境近くに位置するトリエステの巨大工場では、最先端のロボット工学、高度な設備の整った科学研究所、優秀なテイスターたちによって、究極のコーヒーが追求されている。コーヒーの製造に科学を取り入れることに、自信を持っているのだ。また、イリカフェ社は生産者の研修プログラムを導入し、環境に左右されずに高品質のコーヒー豆を栽培する技術を指導。生産した豆の買い取りを約束することで品質の安定を保っている。

「 サッカーゲーム:FIFA12 (原題: EA Sports: FIFA 12) 」

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世界最高のサッカーゲームが、まったく新しいレベルのすばらしいゲームに進化した。クリエーターたちがロックスター並みの扱いを受けるのは当然だ。あまりにリアルなゲームなので、プロの選手でさえ対戦相手に使うテクニックを試すほどなのだから。今回はカナダのバーナビーにあるエレクトロニック・アーツ社の工場に潜入。天才クリエーターたちがどのようにフィールドでの試合をバーチャルな空間に再現し、傑作を作り上げたのか紹介する。

「 日産 GT-R (原題: Nissan GT-R) 」

日産 GT-R (原題: Nissan GT-R)の写真

日本が誇るスーパーカー「NISSAN GT-R」。最先端のエアロダイナミクス、ハイテクを駆使し、職人の手で組み立てられたV6エンジンを搭載した型破りで革命的なモデルとして、世界の名だたるスーパーカーと肩を並べる。また、路上走行できるスーパーカーとして最も手頃な価格帯であることでも知られている。そんなGT-Rは、日産の国内工場で最大規模を誇る栃木工場で生産されている。

「 タタ・ナノ (原題: Tata Nano) 」

タタ・ナノ (原題: Tata Nano)の写真

ラタン・タタは、モーターバイクから世界で最も安い自動車「タタナノ」へ人々をいざなうことで、インドの道路環境をより安全なものにするという使命を負う人物だ。インドでは、1台のオートバイに家族4人が同乗するという光景がよく見られる。モンスーンの雨が降る悪路での移動は、命がけだ。タタは、ナノを「国民車」としており、かつての低価格大衆車「T型フォード」に匹敵するインドのソリューションといえる。しかし、タタが大衆にタタナノを紹介するには、並外れた苦労を克服しなければならない。デザインの問題や高騰する製造費を考えると、販売価格2200ドルは吹き飛ぶ恐れがある。また、工場建設では激しい抗議運動により、30億ドルをかけて作られた巨大工場を解体して、2100kmという長距離にわたるインド国内での大移動を強いられる。

「 MINIクーペ (原題: The Mini) 」

MINIクーペ (原題: The Mini)の写真

世界中で愛されるMINIクーパーでおなじみの英国自動車メーカーMINI。新モデルの製造の様子を独自の視点でお届けしていく。MINI史上初の2シータースポーツカーとなる「MINIクーペ」はオックスフォード工場で製造されている。英国の中心部に位置する最新鋭工場に密着し、MINIクーペ誕生の裏側に迫る。

「 メルセデス・ベンツ アクトロス (原題: Mercedes Overhaul) 」

メルセデス・ベンツ アクトロス (原題: Mercedes Overhaul)の写真

世界最大のトラック工場で、最も歴史ある自動車メーカーの1つが、未来に向けてシフトアップしようとしている。メルセデスベンツは、世界一のトラックを作るという快挙を成し遂げているが、さらなる改良を試みているのだ。その取り組みにあたり、2分間に1台のペースでトラックを製造する巨大工場では、効率性という試練のもと、トラック1台1台が、お客様のニーズに合わせて作られている。新型「アクトロス」の開発には8年の歳月を費やした。常にカモフラージュを施し、秘密主義、パッションがあるがゆえに、これまで常に詮索の目にさらされることはなかった。そんなトラックの製造現場がドラマチックなことに驚くのではないだろうか。

「 ウィリアムズF1 (原題: Williams F1) 」

ウィリアムズF1  (原題: Williams F1)の写真

今回、エリートF1チーム「ウィリアムズF1」の工場に潜入するという貴重な機会を得る。ヨーロッパで行われたレースから英国に帰国したチームは、数ヶ月間に及ぶ海外遠征に備えて、最新鋭の設備が整った工場にて、1週間以内でマシンを完全に修理して、作り直す。出発の日は数日後に迫っていたため、チームは不眠不休で作業にかかる。チームを勝利に導くには、最先端のデザインとすばらしいテクノロジーが欠かせない。

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