サメの祖先は、恐竜が地上を闊歩する遥か以前から、海の捕食者として君臨していた。そして現代。地球上で最も恐ろしい海の捕食者であるホホジロザメは、ミナミアフリカオットセイと生き残りをかけた壮絶な攻防を繰り広げている。ホホジロザメにとって最高の獲物であるオットセイは、簡単には捕まらない。それどころか、あの手この手を駆使してホホジロザメから逃れるのだ。この果てしない攻防に終止符を打つため、サメは新たな狩りの手法を模索する。優れた体の構造と驚くべき身体能力を有する両者が見せる、究極の争い。その命がけの争いを制するのはどちらなのか。
ホッキョクグマは氷上を闊歩する大型の捕食者であり、完璧と言えるほどの殺りくマシンである。そのホッキョクグマが、大昔から生き残りをかけた争いを繰り広げてきたのが、クマから逃がれるすべを心得たワモンアザラシだ。アザラシはホッキョクグマの狩りのスタイルをよく知っており、海中などクマの手の届かない場所を主な活動範囲として暮らしている。そのようなアザラシを捕えるため、ホッキョクグマは五感を研ぎ澄まし、獲物が現れる場所やタイミングを敏感に察知して、狩りに備えるのだ。この番組は進化やバイオメカニクスの観点から、クマ対アザラシの命をかけた攻防を鮮烈な映像でお届けする。捕食者対獲物の勝敗はいかに。
地上最速の捕食者であるチーターは、大昔からアンテロープを獲物としてきた。しかし、アンテロープを捕らえる武器はスピードだけではない。チーターがスピード以外の武器も発展させてきたことは驚くに当たらない。優れた体の構造と驚くべき身体能力を有する者同士が繰り広げる、究極の争い。その命がけの攻防を制するのはチーターかアンテロープか。
7000万年前から、ナイルワニなどのワニの仲間は、その姿かたちをほとんど変えていない。太古の昔には完成された姿となり、恐竜が絶滅したときでさえ高度な適応力で生き延びたのだ。彼らは水中などに身を隠し、近づく者は何でも襲い、食らいつく、いわば天性のハンターだ。とりわけアフリカのマラ川に潜むナイルワニにとって、ヌーは格好の獲物となる。この番組で、進化やバイオメカニクスの観点から、捕食者対獲物の攻防を徹底的に分析し、ナイルワニの強さの秘密に迫る。
この地球上で最も恐ろしい獣、その名はアフリカライオン。彼らは太古の昔からサバンナの王者として君臨している。大型のネコ科動物としては珍しく群れで狩りを行い、強大な力で彼らの何倍もある獲物を仕留めることもある。そうしたライオンの群れが好んで襲うのがバッファローだ。古典的ともいえるライオン対バッファローの闘いを、今までにない映像で詳細に解説。
完璧な殺りくマシンとして世界の海に君臨するシャチ。他のどんな海洋生物よりもパワーに満ちあふれ、しかも非常に賢い生き物だ。洗練されたチームワークを駆使して繰り広げる驚くべき狩りの手法は、他の動物には見られないものだ。自然が生み出した最強の生き物の生態を、かつてないアプローチで分析。