野生動物カメラマンのボブ・プールは、モザンビークにあるゴロンゴーザ国立公園再生プロジェクトの撮影を開始した。長年続いた内戦後、世界中の科学者や自然保護活動家が集まり、かつての豊かな野生動物王国の復活を目指して計画に乗り出す。ボブはまず、ライオン学者パオラ・ブーレイに同行し、ライオンにGPS首輪をつける様子や、3本足で歩くメスライオンの群れを追う。パオラはライオンの個体数が増えない謎について考察する。
カメラマンのボブ・プールは自然の美しさに魅了され、モザンビークのゴロンゴーザ国立公園で野生動物に囲まれ暮らしている。彼は姉でゾウの専門家であるジョイス・プールとともに、ゾウの観察を続けている。ゾウは内戦や密猟により、心に深い傷を負っていて人間を信用しなくなっていた。ボブとジョイスはゾウの行動を注意深く見守り、そこから彼らの心の内を読み取ろうとする。人間はゾウたちから信用を取り戻せるだろうか?
ゴロンゴーザ国立公園に生息していた大型草食獣は、内戦の間に大幅に数を減らした。このことが肉食獣であるライオンの個体数減少にもつながったと考えられている。この公園に3500頭はいたとされるクロウシェイズシマウマも今はわずか20頭。このままでは生息数の回復が見込めないことから、公園は、国内の他の自然保護区からのシマウマの導入を決断する。今回は、シマウマやエランドの生息数回復に向けた取り組みを中心にお送りする。
モザンビークにあるゴロンゴーザ国立公園には未調査の大自然が広がっている。科学者チームを組織して調査に入ったボブは、そこでワニの大群を発見。ワニたちは大型で、しかも繁殖期というのに争う様子が無い。その理由を解明すべく1匹を捕獲してデータを取る。また昆虫の専門家ナスクレッキのチームは東部の山峡を調査し新種の昆虫を数多く発見する。彼が小生物にスポットを当てる理由は、実は小生物こそが生態系の要だからだ。
モザンビークのゴロンゴーザ国立公園に棲むライオンの群れ。そこに突如よそ者のオスが現れ、縄張り争いが勃発。メスのヘレナは子供たちを守るために2頭のオスの狭間に立たされる。一方、周辺の村ではゾウの群れが畑を荒らし甚大な被害が…。ゾウの専門家ジョイスが参加してゾウの群れの観察を始める。長年の内戦と密猟で苦しめられたゾウたちは警戒心と敵意をむき出しにするが、やがて…。高度なゾウの集団行動とリーダーシップが圧巻。
カメラマンのボブ・プールがゴロンゴーザ国立公園へやってくる。雨期のため見渡す限り広がる水の世界。ここはアフリカでも有数の鳥たちの繁殖地なのだ。ボブはまだ誰も見たことのない鳥たちの姿を撮るためボートで出発し、ヒナが孵る瞬間をカメラにおさめる。また、ボブは新しいライオンの王ヌジンガの縄張りへ入る。縄張りを荒らそうとする他のライオンに警戒中のヌジンガ。ボブはライオンの子供たちの姿をとらえようと無数の虫が飛び交う夜の公園で張り込みを開始する。