衝撃の瞬間 5

原題:Seconds From Disaster 5

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「 9.11 (9/11)  」

2001年9月11日の火曜日、アメリカ東部の穏やかでほとんど雲のない朝のこと。仕事に向かう準備をしていた数百万人の人々の中に、マサチューセッツ州ボストンに住む航空管制官がいた。その日彼は、大惨事が迫りつつあることをレーダー画面から直感的に察知、規定の手順を一切無視して米軍に警告を出す。北東防空セクターの司令官であるボブ・マー米軍大佐は、最悪の事態を避けるべく対策を講じるが、困難を極めるオペレーションに投入されたのは、F-15戦闘機たった2機だった。他方、ボックスカッターのみで武装した19人の男たちは、レーダーをかいくぐって世界貿易センター、米国防総省、そしてペンシルバニアの平原へと飛行機で向かっていた。『衝撃の瞬間 5: 9.11』は、事件において重要な役割を果たした2つの拠点、航空管制室とアメリカ空軍に焦点を当て、真珠湾以来アメリカ本土に対する最大の攻撃となった大惨事の全容と、安全保障面の欠陥を逐一検証していく。番組ではボブ・マー米軍大佐やデイブ・ボッティリイア航空管制官のほか、アメリカ上空の全航空機に緊急着陸を指示した航空管制室の責任者ベン・スライニーや、大統領が管轄する調査委員会の上級諮問員ジョン・ファーマーによる衝撃の証言を紹介。"事件当日、9.11を防ぐ手立てはあったのか"という問いに対する答えを探っていく。

「 福島第一原発 (Fukushima) 」

2011年3月、日本は史上最大級の巨大地震に見舞われ、高さ14メートルの津波が福島第一原子力発電所に押し寄せた。津波で電源は失われ、最も重要な冷却システムが停止。電力供給が絶たれたことにより技術者たちはメルトダウンに直面する。原子炉は過熱状態となり、2度の大爆発が発生。発電所は破壊され、放射性物質を外部にまき散らすことになった。日本がチェルノブイリ以後、最悪といえる核の非常事態に瀕している今、ある世界的な原子力の権威が福島で何が起こったかを徹底的に調査し、策があったとすれば、その最悪の事態を防ぐためには何をすべきであったのかを探る。

「 真珠湾攻撃 (Pearl Harbor) 」

1941年のある静かな日曜日の朝、アメリカ海軍の太平洋艦隊は、戦火のあがるヨーロッパから遠く離れた楽園ハワイに穏やかに停泊していた。しかしその静けさは、日本帝国海軍の機動部隊の攻撃によって突如破られる。不意をついた日本軍の攻撃で数千人が命を落とし、アメリカ海軍の戦艦が破壊された。アメリカ海軍にとって不名誉とされるこの日は、歴史上最も成功した先制攻撃とされ、アメリカにとっては悲劇といわれる。しかし実際はどうだったのか?番組では歴史に残るこの大きな出来事を新しい視点で考察、勝利を狙う日本軍に致命的な打撃を実際に与えたかどうかを調べる。

「 アルプスでの衝突 (Alpine Collision) 」

1998年2月、アメリカ海兵隊のプラウラー電子戦機はいつもの訓練を行うため、イタリアのアルプス山脈へ向かった。しかし訓練の最終行程で、戦機の右翼がスキー客を乗せたロープウエーのケーブルを切断してしまう。ロープウエーのゴンドラは上空100m以上の高さから谷底へと落下し、乗客20名が犠牲となった。戦機自体も深刻なダメージを負ったが、約90キロ離れた基地へと生還。番組では事故が起きた原因とその影響を探究する。また当時の捜査員や遺族の証言のほか、現在も悲劇に悩む乗組員から話を聞く。

「 パディントン駅の列車事故 (Paddington Rail Disaster) 」

1999年10月5日、朝の通勤ラッシュ時にパディントン駅を出発した列車が、走行してきた列車と衝突する事故が起きた。衝突時の2本の列車の速度合計は時速209キロ。20メートルもの火花が上がるほどの衝撃により車両は大破し、乗客29名と運転士2名が犠牲となった。さらに数百名の乗客が負傷し、めちゃくちゃになった車両に閉じ込められた。当時の捜査責任者たちは、なぜ両列車が同じ線路を走行したのか、なぜ自動列車警報装置や制御装置がイギリス史上最悪となる列車事故を防げなかったのかを分析し再現していく。事故の状況を再現する過程で、回避可能だった最悪の列車事故を起こしかねないニアミスが過去にもあったという驚くべき事実が明らかになる。

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